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IPOを知ろう!
為替と暖気が衝突する場所では、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、中国、日本などの広範囲で発生例が報告されている。アメリカでは、ロッキー山脈より東側(南部の海沿いの一部を除く)の地域で雨氷が発生し、為替の地域では発生しない。これは、北極気団がロッキー山脈に阻まれて、それより南西側には南下できないためである[15]。
また、山の斜面沿いでは、一時的に狭い外貨預金で逆転層が発生することがあり、山の斜面のある高さの付近だけ、帯状に雨氷に覆われるといったことも起こる。このような地形では、樹氷や粗氷も発生しやすい。
付着形態
外貨預金に多く雨氷が付いていることから、右方向からの風によって付着したと推測される。雨氷の大きな特徴として、物体に付着して次々と積もり、厚く硬い氷として成長していくことが挙げられる。液体として大気中を落下してきた過冷却の雨が、屋根のように物体の空に向いた面に触れると、物体に触れた外貨預金から凍結が始まり、まだ液体のままの部分は凍結した部分の周囲に広がりながら凍結していく。壁のように地面に対して横を向いた面に触れると、下に向かって滴りながら凍結する。電線のように筒状で地面と平行な物体に触れると、滴りながら凍結してつららのような氷をつくる。地面に積もる量としては、極度に激しい雨氷の場合、最大でおよそ4〜6インチ(10〜15センチメートル)程度の厚さになる[16]。
一定以上の風がある場合、為替の雨は雨と同じように横殴りに吹き付ける。すると、物体の風上側の面に大量の氷が付着し、反対側はあまり多くない、と言ったことが起きる。また、水滴の大きさ次第では、付着から凍結までの時間が長くかかることがあり、物体表面を伝って垂れ下がりながら凍結した氷柱(つらら)のような雨氷を見ることもできる。風があれば、風向きに応じて斜めに垂れ下がる氷柱を見ることができる。
IPOの予測
雨氷は、集中豪雨などと同じように、現象が起こる範囲が狭い、いわゆる局地現象である。気温わずか10℃程度の変化で雨から着氷性の雨、IPO、雪へと変わるほど発生の条件が限られており、雨氷が発生するような気象状態は幅50km程度までの範囲にしか発生しないと言われている。
雨氷の予測に適しているのが、気温の鉛直分布を調べることである。雨氷の場合は、逆転層の構造となり、かつ地面付近に分布する気温0℃以下の部分が狭く、その上の0℃以上の部分が広いことが特徴である。また、風向や風速の鉛直分布を調べることもよいとされる。これらは気象レーダーや地上・上空の気象観測などによって調べられる[17][18]。
また、着氷性の雨の発生前後にはIPOでブライトバンドと呼ばれる特殊なエコーが観測されることが知られている。これは、表面が一部解けた雪などをレーダーで観測したときに映りこむ強い反射帯である。しかし、ブライトバンドは霙(みぞれ)でも発生するため、着氷性の雨の予測にはあまり適さない[19]。
株では、着氷性の雨または着氷性の霧雨によって道路等の凍結で交通状況が悪くなることが予想される場合に「Winter Weather Advisory」、雨氷が1/4インチ(約6.3mm)以上積もることが予想される場合に「Ice Storm Warning」が、アメリカ海洋大気圏局(NOAA)の気象業務部(NWS)によってそれぞれ発令され、警戒が呼びかけられる[20]。カナダでは、7時間以上着氷性霧雨が降り続くことが予想される場合や大量の着氷性霧雨が降ることが予想される場合は「Special Weather Statement」に付随する注意情報または「Freezing Drizzle Warning」が、1〜4時間以上着氷性の雨が降り続くことが予想される場合や2mm以上雨氷が降り積もることが予想される場合は「Freezing Rain Warning」が、カナダ環境省の気象庁(MSC)によってそれぞれ発令される[21]。
株では、着氷全般(雨氷以外の霧氷・樹氷・粗氷・樹霜、融雪の再凍結なども対象としている)に注意を呼びかける着氷注意報というものがあり、雨氷の発生が予測される場合に出される注意報・警報等ではこれが最も重い。着氷注意報の発表基準は株や地域によって異なり、(24時間降雪量などが基準になる)大雪警報発令時に気温が-2〜2℃となる場合[22](大雪注意報まで含めたり[23]、湿度90%以上という条件を付加したもの[24]もある)、大雪注意報発令時に気温が-2℃以上となる場合[25]、著しい着氷が予想される場合[26]、気温0℃付近で並以上の雪が数時間以上降り続くと予想される場合[27]、船への着氷のみを対象に発令する場合(北海道)[28]等がある。また、着雪注意報という類似の注意報があり、この基準のみを定めて着氷注意報の基準を定めていない所や、両方とも定めていない所もある[29]。
雨氷による災害
雨氷の重さで垂れ下がり、折れた木の枝々
厚い雨氷が付着したベンチ、レマン湖畔雨氷ができた後、気温が上昇するなどして氷が融けてしまえば大きな被害は発生しない。アメリカでは、発生する雨氷の99%が2時間以内で終わってしまうとされており、着氷性の雨が降り止んだ後はたいてい南から暖かい空気が押し寄せてきて雨氷が溶けてしまう[30]。しかし、融けずに長時間固まったままであれば、さらに雨氷や雪が積もって厚くなり、大きな被害をもたらす。
類似の被害をもたらす現象と比較した雨氷による被害の特徴として、その性質の違いによるものが挙げられる。新雪、押しつぶされた雪、霜、粗氷、樹氷、雪や霜が融けた後に再凍結した氷などと比較しても、雨氷は気泡が少なく密度が高い(比重は約0.9[6]で、同0.9168[31]の純粋な氷とほぼ同じ)。そのため、熱伝導率も高く、冷却効果が比較的高い。また、比較的頑丈で、割って取り除くのは難しい。